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新しき年に [万葉集]



新しき年の始めに思ふどち い群れてをれば嬉しくもあるか  

道祖王、万葉集19-4284番



新年会で、気の合った仲間が集まるのは嬉しいものだ



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わが母の 袖(そで)もち撫(な)でて   万葉集 防人の歌 [万葉集]

万葉集 防人の歌



 わが母の 袖(そで)もち撫(な)でて

 わが故(から)に 泣きし心を 忘らえぬかも

                                  物部乎刀良(もののべのおとら)



防人として旅立つとき、母が私の袖でを撫でながら泣いていたのを忘れられない




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山上憶良  万葉集 [万葉集]


士やも

空しくあるべき

万代に

語り継ぐべき

名は立てずして


                              山上憶良



をのこやも

むなしくあるべき

よろずよに

かたりつぐべき

なはたてずして



男子たるもの
無駄に一生を終ってよいものか
永遠に語り継ぐべき
名声をあげもしないで



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万葉集  舎人皇子 [万葉集]

ますらをや

片恋せむと

嘆けども

醜のますらを

なほ恋ひにけり


                             舎人皇子




ますらをや
かたこいせむと
なげけども
しこのますらを
なほこいにけり







武人が 「女々しい、片思いなどするものではない」と思ってみても

この情けない武人の俺は、恋に心を悩ませている








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防人の歌 [万葉集]

今年行く

新島守が

麻衣

肩のまよひは

誰か取り見む

                                  作者未詳





今年、防人として旅立つあなた

あなたの麻の衣服の、肩のほつれは

いったい誰がつくろってあげるのだろう




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防人の歌 [万葉集]






水鳥の、立ちの急ぎに、父母に、物言はず来にて、今ぞ悔しき

                                      有度部牛麻呂(うとべのうしまろ)





水鳥が飛びたつように慌しく支度をして

父母にちゃんと別れを言わずに来てしまった

今はそれが悔やまれる





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防人の歌 [万葉集]


父母が 頭掻き撫で 幸くあれて 言ひし言葉ぜ 忘れかねつる

丈部稲麻呂




防人として旅立つ日、父と母が私の頭をなでながら

「体に気をつけて」と言われた言葉が忘れられない




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万葉集 [万葉集]



       あかねさす日は照らせれどぬばたまの夜渡る月の隠らく惜しも


       ひさかたの天知らしぬる君故に日月も知らず恋ひわたるかも


       子らが家道やや間遠きをぬばたまの夜渡る月に競ひあへむかも
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